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奴隷からのはじまり。
第5章 ご、お父様お願い。
愛乃はつらそうに身をよじって、自身の指でその裂け目に触れる。そこは確かに、彼女の愛液で潤っているようだった。
「よかった」
玖路香が抱きしめると、愛乃はうなずいて気を失った。
男が彼女を抱き上げて浴室へ連れていき、玖路香は、幼いころの愛乃の話を聞きながら、白い身体を洗うのを手伝った。
「だから、ね、くうちゃん。これからは奴隷じゃなくて、恋人に、なって」
父親が仕事のために海外へ発った日、愛乃は玖路香に、甘えるような口調で言った。
玖路香となら、つきあっていけると確信を持てたのかもしれない。玖路香のほうにも、首を横に振る理由はひとつもなかった。
「じゃあ、これからはもう、いろんな人にヤられたりしないで、お互いとだけセックスするのでいいの?」
これまでみたいなのが続くなら、関係の呼び名を変える意味がない。
「うん。お父様にも、言われたから」
頬を赤らめた愛乃が、うなずいて言った。
「玖路香さんとなら快楽を見つけられるなら、二人で幸せになりなさいって」
紆余曲折の末の奇妙な関係だけど、愛乃のきれいな微笑を見ると、玖路香も、それでいいような気がした。
「約束のキスして」
初めて、対等になった相手にねだる。
愛乃は恥ずかしそうに笑って、玖路香の口唇に優しく口づけた。
終
「よかった」
玖路香が抱きしめると、愛乃はうなずいて気を失った。
男が彼女を抱き上げて浴室へ連れていき、玖路香は、幼いころの愛乃の話を聞きながら、白い身体を洗うのを手伝った。
「だから、ね、くうちゃん。これからは奴隷じゃなくて、恋人に、なって」
父親が仕事のために海外へ発った日、愛乃は玖路香に、甘えるような口調で言った。
玖路香となら、つきあっていけると確信を持てたのかもしれない。玖路香のほうにも、首を横に振る理由はひとつもなかった。
「じゃあ、これからはもう、いろんな人にヤられたりしないで、お互いとだけセックスするのでいいの?」
これまでみたいなのが続くなら、関係の呼び名を変える意味がない。
「うん。お父様にも、言われたから」
頬を赤らめた愛乃が、うなずいて言った。
「玖路香さんとなら快楽を見つけられるなら、二人で幸せになりなさいって」
紆余曲折の末の奇妙な関係だけど、愛乃のきれいな微笑を見ると、玖路香も、それでいいような気がした。
「約束のキスして」
初めて、対等になった相手にねだる。
愛乃は恥ずかしそうに笑って、玖路香の口唇に優しく口づけた。
終