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変態王子の献身
第7章 二人の晩餐
何も答えられないリーナは、また涙を流す。
それを見た王子は席を立ち上がり、そしてリーナの所に来るとリーナの肩を優しく抱いた。リーナは何も言うことができなかった。しかし、また王子の匂いがした。それは王子に激しいキスをされたあの日と同じ、心を惑わせる匂いだった。リーナはその時のことも思い出して、ふと心の中で、「哀れな人」とつぶやいた。そして、傷ついた子供を抱くような慈悲を持って自分の腕を王子の背中に回した。
すると、王子が深く息を吸い込む音が微かに聞こえた。
「良い匂いだ・・・。」
王子はそう言うと、突然、今までの態度とは裏腹に、彼女の腕を引っ張って席を立たせた。そして、隣の部屋まで引っ張っていくと彼女をソファに押し倒した。リーナはただ「痛い!」と言っただけだった。しかし、抵抗せず、そこから王子をじっと見上げた。
「いい表情だ。気品と強さがある。でも、お前の泣き叫んで懇願する表情も見たい。」
フレッドはリーナにつかみかかると荒々しく服を脱がせた。リーナは抵抗しようとしたが、王子の腕力には敵わない。理性ではもうこうなったらどうにもならないということを分かっていても、本能的な恐怖からか、リーナはドアまで走ってゆき、内側から鍵のかかっているドアをこじ開けようとした。
王子は優しそうなそぶりを見せても、何を考えているか分からない男である。リーナはできれば逃げたかった。
ドアの前にいるリーナに王子は近寄ると、持っていた縄でリーナを後ろ手に縛り上げた。
そのまま、縛り上げた部分を、前回クリスによって手枷ををはめられた木製の柱の低い部分に固定した。そして、柱の支え木の部分に足を片方ずつ、M字開脚になるように結んだ。程よく強く結ばれているので、ひざを内側へ折り曲げようとしても折り曲がらない。
リーナを無理やり縛り付けるのに息切れしたのか、王子はまたワイングラスにワインを注ぎ、それを飲み干した。そして、
「こうしている君は美しい。このまま宮廷画家に描かせたいほどだ。」
と言った。
それを見た王子は席を立ち上がり、そしてリーナの所に来るとリーナの肩を優しく抱いた。リーナは何も言うことができなかった。しかし、また王子の匂いがした。それは王子に激しいキスをされたあの日と同じ、心を惑わせる匂いだった。リーナはその時のことも思い出して、ふと心の中で、「哀れな人」とつぶやいた。そして、傷ついた子供を抱くような慈悲を持って自分の腕を王子の背中に回した。
すると、王子が深く息を吸い込む音が微かに聞こえた。
「良い匂いだ・・・。」
王子はそう言うと、突然、今までの態度とは裏腹に、彼女の腕を引っ張って席を立たせた。そして、隣の部屋まで引っ張っていくと彼女をソファに押し倒した。リーナはただ「痛い!」と言っただけだった。しかし、抵抗せず、そこから王子をじっと見上げた。
「いい表情だ。気品と強さがある。でも、お前の泣き叫んで懇願する表情も見たい。」
フレッドはリーナにつかみかかると荒々しく服を脱がせた。リーナは抵抗しようとしたが、王子の腕力には敵わない。理性ではもうこうなったらどうにもならないということを分かっていても、本能的な恐怖からか、リーナはドアまで走ってゆき、内側から鍵のかかっているドアをこじ開けようとした。
王子は優しそうなそぶりを見せても、何を考えているか分からない男である。リーナはできれば逃げたかった。
ドアの前にいるリーナに王子は近寄ると、持っていた縄でリーナを後ろ手に縛り上げた。
そのまま、縛り上げた部分を、前回クリスによって手枷ををはめられた木製の柱の低い部分に固定した。そして、柱の支え木の部分に足を片方ずつ、M字開脚になるように結んだ。程よく強く結ばれているので、ひざを内側へ折り曲げようとしても折り曲がらない。
リーナを無理やり縛り付けるのに息切れしたのか、王子はまたワイングラスにワインを注ぎ、それを飲み干した。そして、
「こうしている君は美しい。このまま宮廷画家に描かせたいほどだ。」
と言った。