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変態王子の献身
第9章 自白
「でも、僕は今日時間がない。君とのお遊びにたいがいにしなくてはならないからね。遊んでほしければ明日にしよう。」

王子は鞭の柄の先端でリーナの膣口をぐりぐりと押した。

リーナは
「嫌!!やめて!お願い!」
と、涙を流し、懇願した。

王子はしばらく鞭の柄でリーナの陰部を玩んだ。次第にまたリーナを妙な快感が包む。それと同時に処女膜をやぶられる恐怖もあった。

王子はできることならリーナを傷つけたくなかった。リーナがリッツハイムに帰国して幸せになってほしいとも思った。王子は処女膜を破ると言う脅しにも動じないリーナをどうしたらいいのかわからなかった。

「リーナ、僕を信じてくれ。君を悪いようにはしない。」

そう言うと、鞭で彼女の体をまた何発か打った。
また少量の血が吹き出る。

リーナの細い体は痛みと恐怖で震えていた。そして、それが美しくもあった。

さらに王子は数発の鞭を打った。幾筋かの鞭の痕からから血がにじんでいた。

「言う気が無いなら、君を殺すしかない。このままなぶり殺しにしてしまおうか。」
王子の脅しにもリーナは動じない。さすがの王子もこれは効かないかもしれないと思った。
細い体のリーナの意志の強さを見た王子は、リーナの首にすがりついた。彼女の耳元で、

「お願いだから。」
と小さな声で言った。リーナを間近で見つめる目には涙が溜まっていた。

彼の猟奇的な行動と、子供のような表情のギャップは、なぜかリーナの心をときめかせた。

「なぜ貴方が泣くの?」
リーナが尋ねた。

「こんなことをしたくは無いからだ。」
王子はさらにメソメソとした。

「なら、なぜ私を拷問にかけるの?」

「僕の国を滅ぼしたくない。僕は全てを平和にしたいだけなんだ。君をも」

リーナは少し呆れたような表情になった。

「僕は君の幸せのことも考えている。信じてくれ、リーナ。」

リーナは戸惑ったような表情を見せた。

「貴方は私の幸せがなんだかご存知なの?」

「君を国へ帰そう。約束はできないが、僕はそのためにできることは全てする。」

不思議そうな顔でリーナは王子を見つめた。


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