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変態王子の献身
第11章 暴かれた陰謀
「君はそんないやらしい女だったか、リーナ?それとも僕が君を変えてしまったかな?」
「貴方の手が私の体を這う感覚が忘れられないのです。」
リーナは激しいオーガスムを思い出すと、またすぐに体が熱くなった。
「私ったら、発情期なのね。あなたの匂いにやられてしまったのよ。」
「僕も君の匂いを嗅ぐと、君をまた縛り付けたくなる。」
「貴方にならそうされたいわ。」
「淫乱だな。」
と言うと、王子は無作法にリーナの陰部に触れた。
しかし、すぐにその手を離して、
「今はお預けだ。話を聞いてくれ。」
と言うと、事の経緯を話した。
フレッドの従姉妹の夫に当たるリッツシュタイン出身者のウォルフガングという男とシュルツ家が共謀していること。シュルツ家の者がアレックスを殺害したとスパイ達が探り当てたことをリーナに話した。
「これで君は国に帰れると思う。我が国は君の父君から大量の身代金、もといアレックス殺害の賠償金をもらい、僕はモリッツ家内の裏切り者を追放するよ。」
「私達、会えなくなるわね。」
と、リーナはさびしそうに言った。
「君はフィリップ王子と幸せになるそうじゃないか。それも悪くないだろう。僕は国の中でモリッツ家の誰かと結婚することになるだろう。モリッツ家の全てを追放することはできないし、王家とのつながりを深めるのが一番の方法だろうから。
君のように性的に感じやすい良い女を選ぶよ。」
リーナはがっかりしたように、
「貴方はそれでいいの?」
と聞いた。
「良くないけど、仕方がない。運命ってそういうものだろう。それに、僕は父君に似てプレイボーイだ。君を幸せにできる自信はない。僕が浮気をして、君が母君のように塞ぎこんでしまうより、誠実なフィリップ王子に一生愛される方が幸せだ。」
そう言った王子の目は澄んでいた。
リーナの目が潤んだ。フレッドはこの少女と別れる前に、せめて一生消えない傷を着けたいと思った。きっとリーナもそれを望んでいることだろうと彼にはわかった。
しかし、王子の中の優しさが、それを許さなかった。
「貴方の手が私の体を這う感覚が忘れられないのです。」
リーナは激しいオーガスムを思い出すと、またすぐに体が熱くなった。
「私ったら、発情期なのね。あなたの匂いにやられてしまったのよ。」
「僕も君の匂いを嗅ぐと、君をまた縛り付けたくなる。」
「貴方にならそうされたいわ。」
「淫乱だな。」
と言うと、王子は無作法にリーナの陰部に触れた。
しかし、すぐにその手を離して、
「今はお預けだ。話を聞いてくれ。」
と言うと、事の経緯を話した。
フレッドの従姉妹の夫に当たるリッツシュタイン出身者のウォルフガングという男とシュルツ家が共謀していること。シュルツ家の者がアレックスを殺害したとスパイ達が探り当てたことをリーナに話した。
「これで君は国に帰れると思う。我が国は君の父君から大量の身代金、もといアレックス殺害の賠償金をもらい、僕はモリッツ家内の裏切り者を追放するよ。」
「私達、会えなくなるわね。」
と、リーナはさびしそうに言った。
「君はフィリップ王子と幸せになるそうじゃないか。それも悪くないだろう。僕は国の中でモリッツ家の誰かと結婚することになるだろう。モリッツ家の全てを追放することはできないし、王家とのつながりを深めるのが一番の方法だろうから。
君のように性的に感じやすい良い女を選ぶよ。」
リーナはがっかりしたように、
「貴方はそれでいいの?」
と聞いた。
「良くないけど、仕方がない。運命ってそういうものだろう。それに、僕は父君に似てプレイボーイだ。君を幸せにできる自信はない。僕が浮気をして、君が母君のように塞ぎこんでしまうより、誠実なフィリップ王子に一生愛される方が幸せだ。」
そう言った王子の目は澄んでいた。
リーナの目が潤んだ。フレッドはこの少女と別れる前に、せめて一生消えない傷を着けたいと思った。きっとリーナもそれを望んでいることだろうと彼にはわかった。
しかし、王子の中の優しさが、それを許さなかった。