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オナニー中毒者
第6章 夕暮れの道
彼が指で額の汗を拭う

その綺麗な指先で犯されたい…

粘膜という粘膜、すべてをぐちゃぐちゃにかき乱されたい

「どうかしたか?」

はっ、と我に返り首を横に振る

今わたしの顔はとても赤いと思う、暑くて暑くてたまらない

「志田…、ちょっとこい」


ぐいっと引っ張られ手を引かれていく

「ちょっ、なにすんの」

彼は何も答えなかった

ドンッと突然立ち止まると

「家、どっち!!」

むしろわからないのに手をひいてるのかよ、とツッコミたかったが

握られてる腕に心臓がバクバクしてそれどころではなかった
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