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泡のように
第16章 15.
 以前と同じ時間。
 時計の針が午前0時を指す頃。
 二つ折りのケースから錠剤を指で押し出し、口の中に入れる。

「今日はお兄ちゃんがごめんね」

 シャワーを浴びたあと、股間を拭ったら茶色い血液がタオルに付着した。
 緊急避妊薬により、生理が来たのだ。
 避妊が成功したことにホッと一息ついて、下着を身に付け買っておいた生理用品を使用した。

「それと・・・今日出来なくて、ごめん」

 水道水で錠剤を飲み下してから、先生の腕の中に潜り込んだ。
 先生は生理中は嫌がるタイプの人。
 だからお互いにTシャツとパンツくらいは身に付けている。

「別にいいよ。結果論で言うなら俺は殺されることもなく無事に生きてるし。それに山岸は俺んちに帰ってきたんだ。何も文句ねぇよ。強いて言うなら口で抜いてくれたら最高」

 先生は眠たいのか、目を擦ってあくびをした。
 一度起き上がって電気を消してから、再びベッドに戻る。

「もう眠い?」

 ボクサーブリーフの上から、半勃ちのあそこを撫でつつすでに瞼が落ちた先生の顔を覗き込んだ。

「いいや、今日はいっぺんも抜いてねぇから、抜くまでは」

 なんて言いつつ、数秒後にはいびきをかき始める先生。
 今年は酷暑だとニュースキャスターが言っていたのをテレビで観た。
 自分ではまだまだ若いとはいいつつ、先生ももうトシなんだろう。
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