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泡のように
第23章 22.
 予想通り、お兄ちゃんは何も答えず、ただ黙って私を先生のアパートに送迎しようと車を走らせている。
 1度はぶっ殺してやりたいと面と向かって言い放った男のもとに私を送るのって、一体、どういう気持ちなんだろう。

 とんでもないことを言って悪かったと、あの晩、ファミレスからの帰りにお兄ちゃんは先生に詫びていたけれど。
 やはり鳶色の瞳は、先生を睨みつけていた。
 お兄ちゃんの本当の気持ちはどこにあるんだろう。
 そんなことばかり、考えてしまう。


 汗ばんだ身体が気持ち悪い。
 身体が、頭が、瞼が、重たい。
 目を閉じて腕をだらんと下げると、風になびく髪の毛が好き放題顔に張り付いて、更に不快だった。
 それでも目を閉じたのは、身体がとてつもなく怠かったせいもあるし。
 でも一番は。



 そうじゃないせいが、大きかったのかも知れない。
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