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泡のように
第24章 23.
「でもそれと同じくらい、憎んでる」

 もう一度、お兄ちゃんは口元に笑みを浮かべたままで、私にキスをした。
 そしてお姉さん座りをしていた私の脚を左右に開いて、精液を処理したばかりのあそこに太い中指を突き立てた。

「憎くてたまらないよ。智恵子のこと。い、今みたいにさ。いつだって兄ちゃんに近づいてきて、ヘラヘラ笑って、こどものくせに変な色気があって」

 太い中指は、お兄ちゃんが大好きな膣の中のざらざらした部分を刺激する。

「ちえ、智恵子は、覚えてる?兄ちゃんが初めて智恵子に触ったとき。ほら、い、今みたいに、触って、指を中に入れたとき。智恵子は俺になんて言ったか、思い出せる?」

 強くこするように、お兄ちゃんはざらざらを刺激し続ける。
 素直に首を左右に振ると、その刺激は更に大きくなった。

「う、うれしいって、言ったんだよ。兄ちゃんに股の中を触られて、まだ小さかったから、絶対痛かったろうし、嫌だったはずなのに、な、涙いっぱい浮かべた目で俺を見て、うれしいって、うれしいって・・・言って、お兄ちゃんは、私のことが好きかって、聞いたんだよ」
 
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