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泡のように
第24章 23.
 快感に堪えきれず、背中から布団に着地した。
 それでもお兄ちゃんはしつこく刺激を与え続ける。
 いつしかその刺激は、ぐちょぐちょと鳴るいやらしい効果音付きで、私のはしたない喘ぎ声と共にお兄ちゃんの部屋に響いていた。

「好きだって言ったよ。だ、だって、そう答えるしかないだろ?喜んでくれて兄ちゃんも、嬉しいって言った。そうしたら、それ以来、俺が何をしたって、うれしいって言うようになった」

 先生が何度も知りたがって、何度も尋ねてきた、10歳の私と、20歳のお兄ちゃんの、情事のように。

「い、今だって、こんなふうに、喜んで。兄ちゃんがなにをしたって、いつも笑ってる。笑って、兄ちゃんのしたいように、させてくれる。俺が、好きだって、言いさえすれば」

 気付いたとき、指は2本になってた。
 びくびくと何度も腰が跳ねる。
 もうやめてって言っても聞いてくれない。
 お兄ちゃんの目隠れの前髪から、ひとすじの汗がつーっと頬に流れるのが見えた。

「まるで、レイナが、あいつにしたみたいに」

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