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泡のように
第31章 30.
 むしろ、吐いた。
 駆け込んだ便器の底にはパンがゆ離乳食のような状態と化したホットケーキがどろどろと溜まって、その臭いと見た目で、もう一度吐いた。




 どっからどう見たってリナって名前が似合うツラじゃない少女にお兄ちゃんがエッチなことをしまくる動画は、フォルダの中に軽く100件以上保存されていた。
 リナはブラウスを着ていたり、何も着ていなかったり、顔に精液を受けてたり、舌の上にそれを溜めていたり、または毛もまばらな割れ目の奥から垂れ流していたり突っ込まれていたり舐めたりなんやかんやセックスのすべて色々当たり前に。

 リナは「撮らないで、やめて」とばかり言うくせに、そのくせしきりに「篤志くん好きだよ」とか「篤志くん気持ちいいよぉ」とか、言ってた。
 声だけはアニメ声優みたいで可愛かった。
 

 最後の動画をクリックした。
 再生を始めた動画は、リナがお兄ちゃんの身体の下で揺れながら、気味の悪い長すぎる髪をシーツの上に広げて、ビデオカメラを握るお兄ちゃんの手をいっしょうけんめい握って喘いでいる姿を映していた。
 そして、じきにお兄ちゃんがリナの中で終わると、はぁはぁと高く息をしながら、撮影を続けるお兄ちゃんに、言った。


「・・・まだあたし、篤志くんの彼女には・・・してもらえないのかな?」


 って。
 そばかすいっぱいの白い顔を、悲しそうに歪めて。
 手のひらで顔を隠してから。
 お願いだから撮らないで。って、言ったあとで。



「なんでもするから、ねぇ篤志くん、お願い・・・いもうとさんのこと、忘れて?・・・お願いだから、あたしを好きに、」




 リナが言い終わる前に、動画は再生終了した。
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