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泡のように
第31章 30.
 なんとなく、ダブルクリックした。
 してから、あれ?これってプライバシー侵害になるのかな?と思ったけれど。

 フォルダが開き、デスクトップに再び画面が開く。
 そこには、movと書かれたデータが多量に収められていた。
 なんじゃこりゃ?もしかしてエロ動画?お兄ちゃんも好きねぇ。
 とか思いながら、自分もしょっちゅうネット上で見るくせに、ほかの人の抜きどころを笑いたくなる矛盾を好奇心の原動力として、その中のひとつをダブルクリックした。
 すぐに真っ黒な動画再生画面が表示される。
 どんなAV女優が好みなのか確かめてやろう。
 私の肩はやはり震えていた。

 しかし、真っ黒い画面がオレンジ色のぶれた映像を映し出したとき、あ、これマジでプライバシーを侵害しちゃったんだと、確信した。
 


 動画の中の女は、AV女優と呼ぶにはあんまりにも若すぎた。
 女、と呼ぶにも、若すぎる気がした。
 こんな動画に映るにはブサイクすぎたし。
 頬にそばかすがいっぱいあって。
 髪が長くて気味が悪くて。
 でも肌が白くて、おっぱいだけはでかくて、毛も生えてないような割れ目の中を触られながら、暗そうな顔で、自分にエッチなことをしてる撮影者を見つめて。
 ちょっと笑って、恥ずかしそうに「撮らないで」とか、言って。
 そんなこと言ってるくせに、長い前髪の隙間から撮影者をしっかり見つめて、そして、じきに我慢出来ずに甘い声を上げて。
「篤志くん、早く挿れて」
 って。ねだってた。



 さすがに私は、お兄ちゃんが私の写真を見て抜くのとは違って、お兄ちゃんのハメ撮りでオナニーすることは出来なかった。
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