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泡のように
第37章 36.
 制服プリーツスカートのホックが止まらなくなったのは、毎夜続く先生のスパルタに近い熱心な追試指導のお陰で全教科イッパツ合格し、無事に卒業が決まり、そして。


「これがねー、おちんちん。バッチリ映ってるでしょ。男の子でほぼ間違いないからそろそろお洋服とか用意してもいいと思うよ」



 なんて。
 見慣れない女医の指差しつきでエコー画面に映る我が子のシンボルを目の当たりにした頃だった。




 先生のアパートから一番近い産婦人科は徒歩5分の距離。
 新居からは徒歩20分になる予定の立地条件。
 先生はとことん、この界隈が好きなようだ。
 それこそ。

「だって便利だろ。地下鉄もJRも走ってて駅前にはメシ食うとこもたくさんあるし、スーパーも近いしよ。なにより大学の頃からここらへんに住んでるからな。土地勘もあるし?思い出もあるし?今更ほかんとこには行けねぇよ」

 なんて、地鎮祭を終えた帰り道、先生がかつてサナエと住んでいた庭付き一戸建ての前を通り過ぎた時、他人事のようにヘラヘラ笑ってたレベルで。

「別に新築しなくたって・・・もったいなくない?前の家」

 アパートに帰宅して早々、先生は私が身に付けている新調したばかりの妊婦用礼服の後ろファスナーに手を掛けた。
 
「そりゃ、もったいねぇよなぁ」

 ジジジという音を立ててファスナーが腰のあたりにまで下がる。
 そして、肩から袖がするりと落ちて膝の上に停滞する。

「でも俺の財布から出た金じゃねぇから、いいんじゃねぇの?」

 膨らみが目立ち始めた私のお腹を背後からこうして抱きかかえるようにして撫でるのが、最近の先生のお気に入りスタイル。

「寒かったし、今日は疲れたろ」

 撫でながら私の肩に顎を乗せるのもスタンダードポジション。
 口髭がいたずらに耳を刺激するから肩をすくめつつ笑い声を上げてしまう。

「そりゃもう・・・そうだ。先生の妹さん、可愛かったじゃん」

 お腹を撫でていた大きな手のひらは、いつの間にかブラトップの中に差し込まれ、腹と比例して膨らみを増しつつある乳房を優しく掴んでいる。

「背が高いだけで全然太ってないし、フツーにおしゃれだし、子供ちゃんも可愛かったし、優しくていい人だったよ」

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