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泡のように
第11章 10.
 目覚めると、グループの奴らからの着信とメールでスマホ画面は埋め尽くされていた。

 ここがどこなのか、暗くてよく分からない。
 ひとつ言えることは、隣で私に背を向けてイビキをかいている人物ははだかんぼうのまま熟睡している先生だということだ。
 寝返りを打って先生の背中に抱き着きおっぱいを押し当てる。
 乳首はやっぱりヒリヒリ痛む。
 ウフフと笑って思い出した。
 ここは、ラブホテルだ。


 修学旅行をブチろうと提案したのは私ではない。


 3連休を利用した日程、せっかく先生も休みなのに一緒に過ごせないなんて。私は友達より先生と過ごしたい。修学旅行なんか行きたくない。

 昨日の晩、まったく支度が進まないスーツケースの前で泣きながらフェラしつつ先生に上目遣いで伝えたら、先生はなんのためらいもなく私のクラス担任に電話を掛けた。

「山岸智恵子の父ですけど娘が胃腸風邪にかかってしまって」

 ってこんな感じで。
 よく考えたら夏風邪はバカしかひかないっていうから、失礼極まりない嘘だ。

 俺たちもどっか行くか、ちょっと調べてみようぜって先生は張り切ってパソコンのスイッチを入れたけど、すぐに膝の上に乗って無理矢理キスをして妨害した。
 どこも行きたくない。って、買い物に誘われたあの日みたいに。
 
 先生の上に乗っかって右腕を持ち上げる。太い手首にはまったままのオメガは午前7時20分を指していた。腕を下ろしてからスマホを手に取り、今頃空港で集合しているだろう晴香たち一人一人に先生と口裏合わせた内容のメールを送った。これで一安心だ。

 どうしてラブホテルになんか来たんだっけ。忘れた。たぶん、もしどこかに行かなきゃいけないなら、いつもと違う環境で先生とゆっくりセックス出来る場所がいい、とか何とか言ったからだろう。
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