この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
傍にいてもいいの?
第11章 傍にいてもいいの?

佑典さんの後ろ姿をじぃーっと見つめる。

『立ち姿だけでもカッコいいなぁ....』

なんて思っていると、隣でやり取りしながら佑典さんをチラチラ見ていた女性が、佑典さんに声を掛け始めた。


あっ!
佑典さんの腕に触れた!
ああっ!!
佑典さんとの距離が近づいた!
あああっ!!!
佑典さんが笑顔だしっ!



くすん。
あたしの視線はすぐに足元に落とされた。


やっぱり、このホテルはあたしにとってマイナスパワーが働くのかもしれない。
それにしても、あの女性....佑典さんに馴れ馴れしいです!


くやしいけど、あたしよりスタイルの良さそうな人です。ストレートロングの髪もサラサラの手触り感がここからでもわかる。


折角、佑典さんと来たのに........
ふかふかソファーに座ったのに........
幸せな時間って、短いんだね。
なんて、へこんでしまう。


「ふぅ....しょんぼりです」


つい、言葉に出してしまったあたし。
少し離れたところにいる佑典さんには
『聞こえていないといいな』
とチラリあげた視線。


ドキッ―――――


あたしの胸の奥がギュッとなった。
なぜって........
見慣れたスーツがあたしの視界に入ったからで........。
そして、あっという間にあたしの傍に。


もう少し見上げれば、顔がわかるのに。
見上げなくても分かってしまうのは、伸ばされた手がいつものように優しくて、温かくあたしの頬を包んでくれるから。


/137ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ