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傍にいてもいいの?
第12章 未来へ

佑典さんがあたしの中で一回り大きくなって震えて、ゆっくりと出ていく。


昨夜から与えられる甘く蕩ける刺激に満たされて、あたしはもう動けない........。
たくさん揺さぶられたから、今は呼吸を整えるので精一杯。


佑典さんの身体が少し離れて、ひんやりとした空気があたしの肌に触れた。


目を閉じていても、佑典さんがすぐ傍にいるのはわかる。
寂しいって感じても........ほらね。佑典さんはあたしを包むように抱き締めてくれる。


「ひとみ、ありがとう」


「ん....」


おでこにキスをしてくれる佑典さんの手は、あたしのお腹に降りてきた。そして、円を描くように撫で始める。


「ここに、来てくれるといいな」


「うん....そ、だね....」


佑典さんの手に自分の手を重ねて、あたしも願う。

『佑典さんの赤ちゃんが来てくれますように』



目を瞑り、未来を想像。
佑典さんとあたし。そして、子供たち。
あたしの身体が大丈夫なら、3人は欲しいなぁ。


初めは、佑典さんに似た男の子か女の子。
男の子だったら想像つくかな。絶対に紳士になるよ。楽しみ楽しみ!
佑典さんが女の子だったら........あたし、お友だちになれるかな?
ふふふっ........。妄想、膨らんじゃう。



「........み、ひとみ....」


あたしの腰に手を回していた佑典さんがお腹同士を触れ合わせるようにピタッと引っ付いた。


「どうした?何、考えてる?」


「え?っと....近い将来を少し......?」


『ふ~ん』
と、そっけない返事の佑典さん。
やっちゃいましたか?あたし........先走りすぎたかな?


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