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傍にいてもいいの?
第3章 お持ち帰り........?

嗅いだことのある香りに気をとられていると

『ガチャリ――――――』
と、ドアが開き光が入る。


「ん....起きたか?」


この部屋の主であろう人の声....もしかして?
その光の方へ視線を持っていくと


「え?....部長?ど、して....?」


お風呂上がりなのだろうか。上半身裸で下は膝丈のスウェット姿の部長が立っている。
肩にはバスタオルがかけられていて、片方を頭にかけて髪の水分を拭っている。


「笹倉、今の気分は?」


「え?あぁ....少し、頭が....痛いかな」


『飲みすぎてたもんな........薬、飲むか?』
サイドテーブルにミネラルウォーターと市販の鎮静剤の箱が置かれる。


いやいや!
薬どころじゃないですよ?
えっと、何故に、あたしは部長の部屋に?
そして、着ていたスーツはどちらに?

あと、何故あたしはこの姿なのでしょう?


「プッ....」


頭のなかでぐるぐる考え事をして動かないあたしを部長は見下ろして笑い出した。


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