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傍にいてもいいの?
第3章 お持ち帰り........?

『ブルブル――――♪~♪~♪~ブルブル――――♪~♪~♪~♪~―――――――――』


あたしのスマホがバイブと共に鳴り響いた。
もう少しで触れそうだったあたしと部長の唇は寸でのところで触れずに止まった。


ホッとすると
『チッ―――』
部長の舌打ちが小さく聞こえて
『え?』
あたしが目を開くと、部長のキスはあたしのおでこに届いたところだった。


あたしから離れた部長は、ソファーに置いてあった鞄を取りに行き、起き上がったあたしの膝の上へ届けてくれた。


今だ鳴り止まないスマホを手に取ると、あたしの住むアパートの大家さんからの着信だった。


「部長....大家さんからの電話なので出ますね」


一言断りを入れて電話に出るととても慌てた声の大家さんが出た。


「「あ?もしもし、笹倉さん?よかった....出てくれて。実はね........」」


あたしの住むアパートは2階建てのロフト付きのワンルームが8部屋あるシンプルな作り。大家さんは隣の一軒家に住んでいて、仕事で帰れないときは荷物の預かりとかよく頼んでるの。


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