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傍にいてもいいの?
第4章 チャンスかもしれない....
「......何かあったのか?」
「え?」
「私が出張に行く前と君の纏う雰囲気が違う。なにかトラブルにでも?」
そう言葉をかけると、驚いた顔。
『図星か?』
なんて思ってしまう。
そんな彼女は仕事ではなくプライベートで何かがあったと話す。
プライベートで?
ならば、恋人と........?
いや、はっきり彼女から聞いたわけではないのだから決めつけてはいけない。
もしかしたら、うれしい話なのに戸惑いであの表情なのかもしれない。
受け取った書類に目を通してはみるものの........彼女の沈んだ表情は消えることはなかった。
他のみんなは気づかないのか?
口元は笑っているが目元は違う。俺がいない間に恋人と喧嘩でもしたのか?
その理由は、俺の同期が開いてくれた飲み会の席で知ることになった。