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傍にいてもいいの?
第4章 チャンスかもしれない....

「さて、俺はそろそろ失礼するよ」


既婚者の清水は財布から1枚抜きとり、松下の胸ポケットへ。


「お釣りが出たら次回の飲み代に回してくれ。じゃあ、お先に。内藤....今回は本当にお疲れさん」


「おう、今夜はありがとうな。奥さんによろしく」


『おやすみ』
と片手をあげて出ていく。
時間はもうすぐ10時。奥さん思いの清水ならこの時間までだな。


「俺は....まだ、飲めるからな?さあ、もう一杯おかわり~!」


テンションが高めなのは吉田。酒好きだが、俺と松下ほど強くはない。
おかわりと言いながら枝豆頬張りながら瞼が閉じそうだ。


「松下は、時間大丈夫か?」


ゆっくりと、ビールから日本酒に変えた松下に声をかける。


「ん、俺か?」


おちょこに注いだ酒をひとくち口に含んで視線だけ俺に向ける。


「今夜は彼女も飲み会なんだと。ま、酔っぱらいの吉田を送り届けたら彼女の家へ行く予定、なんだけどな」


おちょこからつまみの軟骨に手を伸ばす。
こいつ、揚げ物好きだよな........。


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