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傍にいてもいいの?
第4章 チャンスかもしれない....

「そうか....なら、吉田も半分潰れてるし....お開きにするか?松下もこいつ送っていくなら少しでも早めがイイだろう?」
松下と吉田は方向が同じ。
運良く、松下の彼女の家は吉田のマンションの二つ先の駅近くに住んでいる。
「お前の飲み会なのに気を使わせてすまないな........これからまた忙しくなるだろうし、無理するなよ」
「あぁ、ありがとうな。彼女によろしく」
『おーい、吉田。起きろ!』
松下の声が届いているのかいないのか、大きなあくびで返事をする吉田。
『じゃ、俺たち先に帰るわ』
『ひとみ~大丈夫?』
『だぁいじょうぶぅ~!エリぃ~おやすみ~!大輔に食べられろぅ~』
『うるさいぞ、酔っぱらい。はよ帰れよ』
『すみれちゃんも、ほどほどにね?じゃあ、また月曜日ね』
ほう、どうやら隣の部屋もお開きになりそうだ。
吉田曰く、笹倉と共に来たのは新藤。
すみれ....というのは秘書課の子か?確か笹倉の同期がひとり居たな........。
隣の部屋は女子が二人酔っているみたいだな。

