この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
傍にいてもいいの?
第6章 穏やかな時間

同期との飲み会。

開始時間は7時。まぁ、仕事が終わり次第なんだけど....すみれは専務の会議が長引いて遅れての参加。


あの日以来、みんなが揃うことがなく、あたしの引っ越しのこともまだ話せていなかった。
みんなが揃ってから話そうと思い、初めは他愛もない話で盛り上がる。


「ごめ~ん!遅くなっちゃったぁ....」


「おっ?やっと来たなぁ~」


「すみれ、お疲れさま」


「ビールでよかった?注文するよ?」


「ありがとう。よろしく~」


30分遅れのすみれは健一の隣に座って、エリからおしぼりを受けとる。


「今日は本っ当ぅに疲れたわぁ~」


そうこぼしたすみれの前に生中が届いた。


「よし、もう一度乾杯するか?」


「せーの」


「「「かんぱーい!!」」」


ゴクゴクとカッコよく飲むすみれにエリはびっくり。
すみれ........あなた結構美人さんなのに....オヤジっぽいよ?


「ぷっはぁ~~!!」


「すみれ、専務の仕事にミスでもあったのか?」


そう問いかけたのは大輔。


「さっすが大輔。でもね、今回はミスじゃなくてね........」


すみれの言葉尻がとても気になるけど....あたしたちが聞いてもいいことなのかな?


「専務の姪御さんのお見合いのセッティング任されちゃったの。........その子、健一とひとみの上司を気に入ってね........きっと、今夜の内藤部長は専務と専務の妹夫婦との食事会だと思う。」


「え?お見合い?」


あたしは手にしていた枝豆すらつかみ損ねて落としてしまった。


「そう。でね、これがまた厄介な相手でさ........専務の妹さんの旦那がね........うちの会社の取引相手のお偉いさんだったりするのよ」

/137ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ