この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
傍にいてもいいの?
第6章 穏やかな時間
「ひとみ........大丈夫か?」
「........ごめんなさい........動けません」
「いや....謝るのは俺の方で........」
「ううん。晩御飯......食べに行けなくてごめんなさい........」
あたしが今いるのは佑典さんの寝室のベッド。
佑典さんにたくさん愛されたあたしは........情けないことに動けなくなりました。
恥ずかしながらソファーで愛された後、お風呂場に移動。その時はなんとか歩けたんだけど........湯船の中でやっぱりの第2ラウンド。
浴室にまで例の小箱の中身があるなんて思わなかった。
逆上せてしまう前にお風呂から上がったのはいいんだけど........佑典さんが密かに購入していたお揃いのバスローブに袖を通すと........
『ひとみ........似合ってる。可愛いよ....』
と、抱き締めてくれた。
ここまでは想定内。
そのあと、気怠いながらも少し落ち着けば外食できるかな~なんて思っていたら........
リビングへ行くまでに縺れた足がスリッパに躓いて、あたしは廊下でコントのように大きな音をたてて転んでしまった。
『ひとみ?!』
バスルームの片付けをしていた佑典さんが慌てて駆け寄ってくれたんだけど........
このときのあたしの格好がダメだったみたい。
横倒れになったあたしの姿は........
着ていたバスローブは裾が軽く捲れ上がってヒップライン丸見え。
それに加えて、起き上がろうとしたあたしの肩からずり落ちたバスローブは寄せて谷間ができたあたしの胸を晒け出していた。
佑典さん曰く........
『愛する人があんな格好して潤んだ目で見上げてきたら誰だって欲情する』
そうです。
そして始まった第3ラウンド。
佑典さんの香りで包まれた空間で、何度果てたのかわかりません。
それよりも、佑典さんの体力に驚きです。
あたし、これから先........佑典さんの愛を受け止めていけるか心配になりました。