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心も抱きしめて
第4章 き
月曜日にそんなことがあって、その週は
仕事に集中できなくて小さいミスが重なった。
「松元、具合悪いの?」
そんな風にチーフにも心配され、
まさか、月曜日にデートしたオトコのセックスが忘れられなくて・・・
とは言い出せず。
何とかその週を乗り切った。
石島さんからはそのあと何も連絡が来なくて
こっちから連絡しようかと携帯を眺めているときに
電話が鳴った。
石島さんからだ。
「はい」
「由香里?忙しくて連絡できなくてごめん」
いえ。忙しいのはお互い様なので。
「明日の土曜日は?休出?ってそもそも仕事はカレンダーどおりなのか?」
私たちはお互いの基本的な部分を全く知らない。
「カレンダーどおりですが、明日の土曜日は午前中は出ます」
その言葉に、小さく笑った石島さんは
「なるほど。うん。俺も仕事が残ってるんだ。
3時に待ち合わせしないか?」
という。
1時の待ち合わせじゃないことにほっとする。
午前中といっても12時に終わる保証はない。
「はい。3時なら大丈夫です」
そう約束して、場所を決めて電話を切った。
週末にウキウキする約束をオトコとするのは
いつ振りだろう。
仕事に集中できなくて小さいミスが重なった。
「松元、具合悪いの?」
そんな風にチーフにも心配され、
まさか、月曜日にデートしたオトコのセックスが忘れられなくて・・・
とは言い出せず。
何とかその週を乗り切った。
石島さんからはそのあと何も連絡が来なくて
こっちから連絡しようかと携帯を眺めているときに
電話が鳴った。
石島さんからだ。
「はい」
「由香里?忙しくて連絡できなくてごめん」
いえ。忙しいのはお互い様なので。
「明日の土曜日は?休出?ってそもそも仕事はカレンダーどおりなのか?」
私たちはお互いの基本的な部分を全く知らない。
「カレンダーどおりですが、明日の土曜日は午前中は出ます」
その言葉に、小さく笑った石島さんは
「なるほど。うん。俺も仕事が残ってるんだ。
3時に待ち合わせしないか?」
という。
1時の待ち合わせじゃないことにほっとする。
午前中といっても12時に終わる保証はない。
「はい。3時なら大丈夫です」
そう約束して、場所を決めて電話を切った。
週末にウキウキする約束をオトコとするのは
いつ振りだろう。