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心も抱きしめて
第7章 て
流れるシャワーの下でお互いにボディソープを手に付けて
美容液を洗い流す。

「あ~もったいない~」
冗談で半泣きの私を見て可笑しそうにクスクス笑う。
「分かった。もうしない」
「もう絶対だめですよ!」
ふくれた顔でそう言えば
「はいはい」と
両ほほに入っていた空気を手で押し出して
タコのような変な顔にさせたまま、キスをした。

「由香里。さっきの続き、して」

身体中に付いた泡をお互いにシャワーで落とした後
シャワーヘッドを石島さんに渡して
私はその場に膝をついた。

そのまま石島さんのモノを口に含んで目線は上にあげる。
石島さんはやがて私の髪をなで、あごをなでた。

止めていないシャワーの水しぶきが私の背中を刺激する。

髪を執拗に撫でながら
「由香里」
と何度も私の名前を呼ぶ声色が段々に変わって行く。

私も口元を必死に早く動かせば
石島さんの息が荒くなるのが分かった。

もう少しかな・・・なんて思っているうちに
私の両脇に手を入れられて立ちあがらせた。

「え。もう少し」
「ダメ。口でイっちゃうって」
そう苦笑いして前面の鏡に私の両手をつかせ
私の腰を自分の方に軽く引き寄せた。

「あ・・・っ」

自分がさせられている恰好が鏡に映って恥ずかしい。
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