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藍城家の日常
第4章 手取り足取り腰取り
おまけ
~架音の一人飯~
今日も誉の調子が悪そうだったから、あたしはまたひとりで明日のあさげの買い出しに行った。
やっぱり誉の様子はこのところどうも変だ。
頬がいつもピンクに染まっているのに、熱は無いと言う。
夏の暑さのせいだと言う。
それでもあたしは心配になる。
彼女はなんだか、妹のような存在になりつつあるから……
どうしたものかと溜め息をつきながら、夕方になって屋敷に帰ったものの……
「は?」
書斎に防音結界が張ってあったんですけど……
中でやっていることは大体予想がつく。
でもいくらなんでも、ゆうげの時間にしますかね?
なーんて、心の中に留めておいたまま、
事後、お腹が空いたふたりのためにおにぎりを作って、
あたしは特上寿司を食べに行ったのだった。
《終》