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藍城家の日常
第1章 私の旦那様
グチュ……

肉棒が、卑猥な音を立てて引き抜かれる。
快感の余韻がまだ体を巡っている。

耳元に、熱い吐息がかかる。

“誉”

私の名を呼んでいる、少し掠れた、囁くような声で。
夜光は問いかけた。


「答えろ……お前は、誰のものなんだ?」


甘いバリトンの声が、頭に流れ込む。
声の鎖が、絡んで、私をあっという間に支配する。

ーーー彼に愛と服従の言葉を。


『は、はひ……っ私、は……夜光様、のもの……』


半開きの口で言葉を紡ぐ。
誉は体をピクンピクンと痙攣させながら、虚ろな瞳で、


コポッ……ポタポタ……


肉棒を失った蜜壺から、自分のものと混ざりあって、こぼれ落ちる白濁を見つめていた。





《続》
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