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藍城家の日常
第1章 私の旦那様
夜光は執拗に奥を攻めた。
奥をトントンと突かれる度、じわぁ、じわぁ、と波が広がる。

滴る蜜。
昂る絶頂。

誉はぎゅうっと夜光の袖を握っていた。


『あぁあんっ……おく、ぃやあ……はっ、はぁっ!とんとん、やぁああ!』

「気持ちいいの間違えだろ……っお前のイヤイヤは本当に嫌そうに聞こえん」


荒い吐息の中、くすりと笑う。
夜光の舌が、ちろりと誉の耳をなぞった。
と、同時、
容赦なく体を上下に動かされる。


『ぃ、く……っ!もう、や、あぁっ!だめぇええ!!』


のけ反りうねる、白い体。
誉の中はキュウッと、夜光を締め付けた。


「……っ!出すぞ……受けとめろ」


鏡に移った夜光は少し顔を歪める。
普段は見せないその表情が、これほどになく艶かしい。

夜光は抱いた誉の横顔を覗きこむようにして、貪るような口付けをした。


『んっ……』


誉も首をよじって振り返り、その身を預けて受け止める。



律動が、速くなる。

昇る。
視界がチカチカする。
快楽で体が満ちて、弾けるーーー


『んぁああああああ……っ!!』


ドクンッ!ドク、ドク……


頭の中が真っ白になる。
放たれた雄のたぎりが、内側から染み込んでいく。

思考が霞む……



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