この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
藍城家の日常
第2章 出逢いのち初夜
ぐちゅっ!


『ぅあっ!』


控えめに動いていた夜光の肉棒が、奥まで突き刺さった瞬間ーーー


「……くっ……」


ドクッドクッ……
何かを放出するポンプのように、大きく脈を打っているのが分かった。


『…………ぁ、ああ……っ』


誉は自分のお腹に触れる。

体の奥が、何かに満たされたような感覚。
とても熱くて、中が濡れている……


(これが……子種……)


誉は初めて味わう感覚を、火照った体でしっかりと感じていた。


(温かい……)


息を整えていた夜光は、やがてずるりとそれを引き抜く。


(終わったのだ……)

『……』


疲れた。
ふと思った途端にどっと疲れが出る。
強張っていた体と心がほぐれていって、誉は顔を腕で隠しながら、くたりとした。

そんな彼女を見つめて、夜光はそばにあった自分の衣を、ぱさりと誉に被せる。

そしてその衣で裸を隠す誉を、まるで抱き枕のように抱き締めて、彼は布団を被った。

温もりが、体を包む。


(温かい……)

「……」


夜光は何も言わない。
行為が終わったあとに、どのようにすれば分からなくて誉は口をつぐむ。


(このあとはどうすればいいのだろう……)


もんもんと考えているうちに睡魔が襲って、誉の瞼は重くなっていく。


(このまま寝てもいいのかな……)


眠い……
寝てしまおう……

誉はやがて瞼を閉じる。


「ーーー」


おぼろげな意識の中、彼が遠くで何かを言っていたけれど、誉には分からなかった。








「俺に抱かれろ。これからも……」


/156ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ