パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第2章 出逢いのち初夜

『あ、あっ……や、やこうさま……っ』


あまりに痛がっていた誉の様子が変化し始める。

じわりと中が湿って、肉壁がひくひくと力を入れたり、緩んだりを繰り返す。

きゅっ、きゅっと、そのはちきれんばかりに膨らんだ夜光のものを、締め付けた。


「っぐ……これは、なかなか……」


ーーー気に入った。

夜光は誉の頭を撫でていた手を離して、両腕で誉の太股をしっかりと抱いた。

ぺろりと、赤い舌がなめずる。


「……動くぞ。今夜痛いのは仕方ねぇ……そのうち慣れてくる」

『ぁああっ！ぃや……っ』


緩い律動が始まった。
入り口を蜜で滑らせながら擦られる。


『いっ………痛い……っ、ぁあ、！』


やっぱり痛い。
擦れる入り口が、傷口をえぐられるように痛む。
中相変わらず異物を入れられている違和感もある。


『……ぅっ、く……ぅうう』


けれどそんな痛みの中で、ほんの僅かに、違う感覚が現れる。
自分でも知らなかった、体の奥の方で……

じわ……っと不思議な感覚が……


「……はっ、はぁ……っ、処女はきちぃ……。それに、お前は……良いものを持ってる、」

(いい、もの……？)


徐々に、夜光の動きは早くなっていく。
誉の布団のシーツを握る手の力も、強くなる。


『ぅ……っ、ひ……っく……ああっ』

(痛い……はやく、終わって……っ)


小刻みに体が揺さぶられる。


(耐えるしかない……耐えるしか……)


誉は夜光の指が肉芽に与える快楽と、その不思議な小さな感覚にすがって、神経を集中させ続けた。



やがてーーー


「……は」

『……！』


誉は涙で濡れた目を見開く。
中のものが、何だか少し膨らんだような……


「おい、出すぞ……っ」

『え、ぇ……っ！？』


何を？と？マークを浮かべる誉に、夜光は切羽詰まったような、イラついたような口調で言う。


「決まってんだろうが……子種だ……っ」


そんな夜光の言葉に誉の頬がみるみる赤く染まっていく。

(こ、こ、子種……って)


『ぁ……っ待っ……』

「……これが待てるか！」