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第46章 エピローグ　～　ハッピーエンド？(3)

　やがてお父さんは腰を使い始める。
　だけど、いつものような、抜ける寸前までおちんちんを引いて、また深々と入ってくるあの動きじゃない。

　全部みっしりと私の中に埋め込んだまま、そのままグイグイと全身を振って腰を突いてくるのだ。
　もう、1mm足りとも私と離れたくない、いや、離れられない。そんな気持ちが伝わってくる気がした。


　いつしか私の両手は、お母さんと柚子の手を強く握りしめていた。
　二人も、同じように強く握り返してくれる。


　お父さんは私の太ももごと背中に手を回し、きつく抱きしめて唇を合わせてきた。
　そうしてお互いに舌を絡めあうと、もう体中が一つになる。
　 　
　いつものようなパンパンという音はなくて、静かに、だけど力強く二人で揺れ続ける。
　乳首の鈴だけが、それに合わせてチリン、チリンと静かな音をさせていた。

　もうこれ以上は一つになれない私たちだけれど、お父さんはもっともっと私の中に入ってきたいって思っているのか、さらに腰を強く押し付けてくる。

　体全部が私の中に入ってしまえないことを、もどかしく思っているのか。

　お父さんは切なそうな表情で汗をにじませていた。