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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第9章 犬少女。晒されて騙されて…
[9月2日] 風景:柚子の胎内
それから約1時間ほどのち、光一つ無いその場所では生き残りをかけた男たちの戦いが始まっていた。
最初にいた数億の男たちの大部分は旅の途中でその命を落とし、その数は数千万にまで減っている。
男たちは、ただ一人の女子を凌辱したい、というそれだけの目的に命をかけてそこにたどりついた猛者たちである。
そんな男たちの群れの前に、プリンセスは一人放出された。
狂喜して我先にと殺到する男たち。
互いを押しのけあい、ひたすらに前進する。
唯一自分だけがプリンセスを凌辱する、彼らの闘争を支えていたものはそんな思い一つだ。
そうやって自分を目がけて突進してくる男たちの中から、一番早く自分のもとにたどり着いた男にプリンセスは自らを開き、そして奥深くへと招き入れた。
そしてそののち、彼女は全身を覆う薄い膜を発生させ、残りの男たちを拒んだのである。
もう、男たちは誰一人、そのバリアーの向こうには入れない。
その上、プリンセスに触れることはおろか、そこから元来た場所に帰ることもできないのだ。
敗北した男たちはプリンセスに受け入れられた男に羨望のまなざしを送り、その後は座して死を待つのみである。
そんな男たちを尻目に、一つになった二人はそれからの長い眠りにつくために彼らの元を去り、二人のために準備された寝床へ向かって流れて行った。
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つまり柚子は、その処女性を保ったままに、新たな命をその胎内に宿した。
しかし、彼女たちがその事実を知るのは、もっとずっと後のことである。