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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第17章 発覚


[9月22日] 風景:スタバの母娘


 店のテラス席では、注文した飲み物を挟むようにして母と娘が対峙していた。
 お互い、なにから話して良いかもわからない、といった空気が二人をうつむかせたままにし、互いに自分の飲み物をストローでかき回すといった仕草が延々と続く。

 最初に口火を切ったのは母のほうである。

 「柚子は、元気なの?」
 「まあ、普段はね。結構元気だよ。ここ2、3日熱出して寝込んでるけど…」

 だけどもうオナニーできるほど回復したみたいだよ、とは流石に言えず、娘はそこで言葉を濁す。
 
 「それで?」
 「ん?」
 「お母さん、なんか言いたいことあったんじゃないの?」

 ようやく本題に切り込んで、華は母の顔を覗きこんだ。

 「そうねえ。特になにかってわけじゃないんだけど…」
 「でもうちに帰ってきたってことは話もあったんじゃないの?」

 「…お母さんね、友達いないでしょ。」
 「そうなの?自治会のカラオケ好きの山本さんは?」

 それが、母の浮気を隠すための嘘であることを知りながら、華はあえて意地悪くそう言った。
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