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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第24章 完全なる露見


[10月22日] 娘のプライベート日記


 バイト先にたどり着いたとき、お店の前は何十人もの人たちでごったがえしていた。
 なにかイベントをやるとも聞いていなかったし、やったところでこんな人数が集まるようなお店ではないはずだ。

 今思えば、これがこの先私に待っている悲しい出来事の予兆だったことになる。

 何かあったのかな、と思って裏口へ回ると、店長が二人のお巡りさんと話をしているところに出くわした。

 「あっ、店長…どうしたん…ですか?」
 「ああ、桜井さん、ごめんね。急だけど今日のシフトはなしだ。」
 「ええっ?!どうして…」

 それに答えたのは若い方のお巡りさん。

 「放火されたようですね。犯人はまだわかりませんけれど、ごみ置き場に火をつけられたみたいで。」
 「ごみ置き場だけで済んでれば良かったんだけど、火が中まで回り込んじゃってねぇ。厨房が使い物にならなくなってしまった…」

 店長が悔しそうに付け加えた。

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