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弁護士秘書のイケないお仕事
第1章 1
心無いことや、冷たい台詞ばかり言い、
「全く私には期待してませんよ」と言外に放つ上司が大嫌いだった。
苦手すぎて、なるべく会いたくない、こんな精神状態で仕事に行くくらいならもう辞めたい、どうせ書肆の資格も取ったし。
更に副業でも少し稼げているし、最悪クビになっても宅建もあるしどうにかなる。と自暴自棄になっていた。
午前中は仕事をしなくても給料だけは貰えるふざけた状態になって久しく、大嫌いだった上司が、たまに夢に出てくるのだ。
その夢では、決まって上司とそれなりに仲がよくて、一線越える場面こそないものの、上司が私を嫌がる素振りは見せない、嫌われているどころか好意は持たれている、という内容なのだ。

だから、私は夢から覚めると、先生にもっと近寄ってみればよかった。
あそこで誘惑してたらどうなってた?と思い返すほど生々しい夢だったので、そんな風に思うってことは、私、先生のこと好きなのかな?と疑問を持ってしまうのだった。

まあ、それは飽くまでも夢で、ただ夢を見る度に、上司に対して思慕の様な情は重なっていた。

ただ、先生をオトコとして意識してしまったきっかけは、先週の依頼者との口論だ。
「~だろ」「~しろよ」「さすがだな、中国人」と、普段の先生らしからぬぶっきらぼうな言葉遣いに、私はひとりでドキドキして、そんな事を依頼者の女性に飄々と言ってのける先生にオトコを感じてしまって、あー、もっと言って、みたいなマゾッケ炸裂状態になってしまった。

ほんとに、言葉虐めというか、昔から私は言葉に敏感に反応してしまうのだが、男の乱暴な言葉遣いは特に興奮してしまうのだ。
少女漫画の壁ドンの読み過ぎなのか、免疫がないからなのか、普段ろくでもない元夫や先生にしろ、オトコの面を見せられてしまうとどんどん意識してしまうので手に負えない。
だいたい乱暴な言葉遣いのときは、男は怒っているのであって、普段は普通の喋り方なのだから、ギャップにドキドキしているのだろう。
普段が穏やかな人なら尚更感じてしまうだろうな。

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