この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
抱き締めて、抱き締められて
第8章 甘くしたい時間
「え?」
「もぅ....ひとりでナニ拗ねてるの?伸太郎しかいないでしょ?あたしのこと好いてくれるのは。
それなのに、勝手にヘコんで......。ま、そんな伸太郎......大好きだけど?」
「ほん、と?」
「嘘言ってどうするの?もぅ......だから聞いたでしょ?『ずっとエッチしてるの?』って。
あたし、伸太郎におやすみって言った記憶ないもん。それなのに、抱かれてる感覚はあったわけで........。だから....寝ずに、あたしのこと....抱いてくれてたのかな、って......」
言葉の最後は尻窄みになっていった。
そうか....俺か。
そうだよ....俺だよな。