この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
抱き締めて、抱き締められて
第1章 はじめての夜
『優樹の中....き、気持ちいい......』
そう心で思っていると
「こ...うじっ、ンアッ...ヤッ、ン――――――――ッ」
優樹のしがみつきが強くなり、ギュッと抱き付いてきたら『ビクン、ビクンッ』と震えて、果てた。
「優樹のイク顔、可愛い....」
優樹が果てても、肌のぶつかる乾いた音がパンパン鳴り響く。グチュグチュ擦れ合う音も吐息もすべて。
もう一度、優樹の吐息混じりの甘い声が聴こえたら
「優樹.....俺も、もう....ンッアアッ....」
俺の欲望が優樹の温もりのなかで吐き出された。
優樹の中から出るときは、離れがたく........また入りたい欲望に駆られた。
後処理を済ませて、ベッドの下に落ちたシーツを手繰り寄せ、横たわる優樹に掛けて自分も隣に寄り添う。
そっと胸に抱き寄せて髪を撫でていると、いつの間にか疲れ果てた優樹は夢の中へと........。