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抱き締めて、抱き締められて
第3章 ドキドキし過ぎて困ります........
あたしの最奥で震えて、解き放たれたユズくんのが温かい........。
昂りを抜くことなく、あたしの背中に寄り添うユズくん。


「ユズくん....シャワー浴びないと....荷解きと御飯の買い出しが....」


「ん~、もう少しあゆみの中にいたい........」


お風呂場の小窓からは赤みがかった明かりが射し込む。もう、夕方だ........


「お昼食べてから少ししか片付けできなかったじゃん!ユズくんのバカ........もう出てよ、ンッ....」


後ろからあたしを抱き締めながら、ゆっくり腰を揺らし始めたユズくん。


「今日からはあゆみのこと....時間を気にせずに抱けるんだよ?荷解きの続きは明日でもいいから....今夜はずっと繋がっていたいな」


『何のためにふたりの盆休みを合わせて1週間取ったと思ってるの?』
なんて、恐ろしい台詞が聞こえる。

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