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抱き締めて、抱き締められて
第7章 甘い時間

あたしの右肩は未だに重たいまま。
何故って........もう、おわかりでしょ?


「あ~きら?」


やん!耳元で喋らないでっ!
肩に顎をのせないでっ!
あたしの耳朶、はむはむ食い付かないでっ!


「た、ただのメールチェックですよ?」


「今しなくても良いよね?」


「そ、そうですよね?」


後ろから抱きつかれた状態で、耳朶を狙われて........次第に左右へと揺さぶられるあたしの身体。


「晶........」


「はい?」


「パティシエから、メール........来たりするの?」


え?
もしかして、これって?


「ヤキモチ........ですか?」





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