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甘い蜜
第1章 ひとひら
「イザル....
____....あっ」
深く息を吐き目を背けるイザル
ただ目をそらされただけなのにどうしてこんなにさみしいんだろう......
「なーんて
ちょっと憂いをおびたイザルはいかがでしたかっ!?」
ギュムッ!!!
それまで頬を撫でていた手が私のほっぺをつまむ
「なにしゅるのひょ!!!!!!」
「姫様、すごい顔ですよ?」
屈託の無い顔で笑うイザルはいつものイザルで
私もつられて笑いがこみ上げる
「さて、
紅茶がすっかりさめてしまったので入れ直しましょう
姫様は先生から出された課題を進められてはいかがでしょう?」
「ああああああああああああああああああああああああ嫌なこと思い出させてぇえええええええええ」