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§ 龍王の巫女姫 §
第12章 紅い灯籠に花を広げ…
水鈴はもう巫女服を着てはいなかった。
彼女が着ているのは、薄紅色の花が散りばめられた白色の襦( ジュ )と、赤い長裙( チョウクン )。──巫女服に配色が似ているのは、女官による気遣いだろう。
炎嗣はその白い上襦を左右に開き
中の内衣をずり下げた。
「…ぁっ…は…」
すぐさま炎嗣は現れた桃色の突起に口を寄せ…
彼女の身体がピクリと怯えた。
「お前…顔に似合わず胸はでかいよな」
「…ッ いや…そんな、恥ずかしい…!! あ…っ」
乳輪を淫猥になぞられ、声まで跳ねてしまった。
「そんなに怯えるな……なぁ?媚薬を使っている訳ではない、そうだろう?」
「……っ」
そうか…今までは
閨房( ケイボウ )で彼に抱かれる時は、いつも行為の前に飲まされていた媚薬──
「…ハァ…っ…ハァ」
「だから俺の手に溺れる心配もない…。ま、わざと感じている " 演技 " でもして俺を楽しませようってなら、そうしろよ…見ててやるから」
「…え、えん ぎ…? 」