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§ 龍王の巫女姫 §
第20章 史書から消えた物語




「──離せって!」


季節は夏の盛り。

二人の衛兵に腕を掴まれ、さらに数人に取り囲まれた少年が叫んでいた。

場違いなことにここは王宮で、園林の中の一本道を引きずられて歩くその姿は、さながら罪人のようである。

どっしりとした大乗門。

そこまで来ると、見張りをしていた宮廷服の男が彼等を見て驚いた。


「ここから先は本殿であるぞ。なんだ…その小汚ない子供は」


擦りきれた少年の衣服は、確かに土埃で汚れている。


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