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§ 龍王の巫女姫 §
第22章 蛇の落とし子

そして数日後
炎嗣は桃源郷にある離宮に向けて出発した。

王宮に残ったのは蒼慶だ。


彼は今──

「…父上、失礼致します」

光丞帝がいる本殿の戸を開けている。


部屋の奥の御簾( ミス )を上げれば

豪奢な寝台の上に王が寝ていた。




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