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第24章 龍王の許嫁( ｲｲﾅｽﾞｹ )

水鈴は乱れに乱れた。

ほんの少し前までは、その存在を気にしたことすらない器官であったのに…

今や、頭の芯まで溶けてしまいそうな快感を、その場所が全身に送り込んでくるのだから。

打ち込まれる熱杭にどんな風に密着し、どんな風にうねっているのか──

思考が吹き飛ばされた頭の中で、映像として見ているようだ。それほど鮮明に感じてしまう。


「…はぁっはぁ‥ あ、ぁぁｯｯ─‥‥‥や、ア‥…アっ‥ﾊｧ……、あ」

「……吸い付きが変わってきた…、…っ…果てそうなんだろう？」

「それいじょ‥‥動かした、ら‥‥」


官能の愉悦に弄ばれて、めまいがする。
じわじわと蜜壺の奥が締まりだす。


「…いや‥だ…、ﾊｧっ…//」

「嫌？──…だが…俺は止めてやれない。奥を突くとお前のなかが…っ…厭らしく締まるからな……ｸ、止まっていられない…」

「…ああｯ…苦し‥っ」


水鈴は身体の内側でふつふつと沸き立つ感覚に怯えた。

ゆっくりと濃度を増して溜まるそれは…蕾を弄られたり、乳首を舐められたりするだけでは味わえない熱さだった。