この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
§ 龍王の巫女姫 §
第25章 終章

それからひと月が経過した。

水鈴が歩く後宮の園林は春の盛りを迎え、甘い蜜の香りが周囲の花から漂っている。

蜂の羽音は怖いけれど、桃や李( スモモ )までいっせいに芽吹いたその景色は華やかで美しい。


“ …あら ”


首を傾げて立ち止まった水鈴は、耳を澄まして辺りを見遣った。


小鳥たちの声が知らぬ間に小さくなっている。

つい先程まで、彼方こちらからチュンチュンと愛らしい囀り( サエズリ )が途切れなかったというのに。



/567ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ