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§ 龍王の巫女姫 §
第6章 凌辱の初夜

「……、嘘だわ…」
「嘘ではない」
「──ッうそ!嘘です…ッ そんな」
花仙が
「なんてこと…!!」
もういないだなんて
「…あの男は、抵抗するので殺した」
殺されただなんて
そんなのわたしは──信じない
「──よくも」
水鈴の唇が震える。
彼女は右手を後頭部に伸ばし
結われた髷( マゲ)の中から、隠し持ってきた黒曜の簪( カンザシ )を抜き取った。
「──ッ!?」
「よくも花仙を!!」
簪の丸い金飾りを押すと
細ばった先から鋭い刃が現れた。

