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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第11章 神秘と謎
「ロイ兄ちゃん!
藁はこのくらいで大丈夫か!?」
昼過ぎに小屋に来たアル達も馬の世話や掃除を手伝い、馬のお産の準備を着々とと進めている‥
ティムは産まれてくる小馬の為に、新品の藁を大量にほぐしながら敷き詰めていた。
「そのぐらいあれば十分だよ」
藁の加減を聞くティムにロイドはOKサインを出していた
そして、アル達はお産を迎える馬の傍で自分達の寝床の準備をしている。
「ねえロイド、こっちはこんなもんでいいかな?」
「ああ、アル達が横になって寝心地が良ければいいよ」
五人が横になれる広さに藁を敷き、アルは子供達ときゃっきゃっとはしゃぎながら試しに横になっている。
ロイドはその姿を嬉しそうに眺めていた
ロイドにアル、ティム、ユリア、マーク‥
ジョンは興奮すると大声を出す為に今回はザドルと家でお留守番を余儀なくされている
晩御飯をエバのところで済ませ、出産前の母馬を落ち着かせる為に明かりを薄暗く落としみんな早めに床についた‥
「ワクワクするね‥♪」
アルは子供達と頬を高揚させながらボソボソと話している‥