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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第11章 神秘と謎


アルのそんな笑顔を見ていると、この間みた夢が嘘のようだった。


‥女の子が好きなんて‥やっぱ夢の中だけだよな!


ロイドは自分に言い聞かせていた。




子供三人を真ん中に挟みアルは藁の上で早くも寝息を立てている…
前日の遺跡巡りで就寝に着くのが遅かったせいだろう‥
可愛らしい寝息がロイドの胸を疼かせていた‥


切なそうに笑み、アルを見つめるロイドを見て子供達は目配せをし合う‥



そして、アルの隣に横になっていたユリアが起き上がった!


「――‥?‥

どうしたユリア? トイレか?」


ロイドはアルを起こさないように小声で話かける。そんなロイドにユリアはジェスチャーのみで伝えてきた。



‥―――――‥?

はッ!?


ユリアの身振り手振りを読みながらロイドは目を見開き首を横に振る



〃イイカラ、カワッテ!〃

〃ダ、ダメダッテ…〃


無言のまま数回、このやりとりを交した後にユリアは痺れを切らしロイドの隣に勝手に移動した


藁の敷いて居ない部分に横になるユリアに、仕方なくロイドは今までユリアが寝ていた位置に静かに移動する。


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