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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第11章 神秘と謎


子馬の様子を観察するロイドにティムが言った‥

「なぁ兄ちゃん!‥」


バケツの水を飲む子馬の頭を撫でながら呼びかけるティムにロイドは顔を向けた

「コイツ‥やっぱりオイラ達の家族だぞ!!…な、マーク!!」


「うん!!ボク達の家族だよ♪」


嬉しそうに語る子供達にロイドはそうだな!と言葉を返す‥そして次の言葉に目を見開いた



「村の紋章があったんだ!」

「──なにッ」


ティムは自分のおでこを指差しながら繰り返す


「コイツのここにオイラ達の村の紋章があった!!」


「ほんとか!?」


確かめるように視線を投げるロイドにアルも無言で頷いていた

ロイドは子馬の前に立ち塞がり顔を覗き込む。

夕べよりも少し大きくなった頭のコブ‥
何だか角のようにも見える

‥そして、そのコブから少し下の額の真ん中に、確かにアル達の村の紋章が浮き出ていた――


「‥これは‥‥」

‥確かに夕べもあった‥
ただ、小さ過ぎてただのアザかと思ったんだが‥


‥いったいどうなってやがる!?




「ちょっと、ルイスに話た方がいいかもな」


ロイドの言葉にアルは静かに頷いていた…

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