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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第12章 揺れる想い


〜だから、貴方はほっとけない〜




ダカラ、アナタハホットケナイ〜‥




ダカラ、アナタハ‥

──ホットケナイ‥





……っ…

──今、なん‥て‥っ//




アレンの言った言葉が頭の中でこだまする――



別に大したことを言われた訳ではないのだが‥
今の状況を意識しすぎたアルは何を言われてもツボに入ってしまう

そして、すぐ傍ではアレンの唇から柔らかい笑い声が微かに漏れている‥

アルは抱き抱えられたままの体制で戸惑いながらゆっくりとアレンを見上げた‥

その途端にアルは真っ赤に色づくッ


「‥クス‥

アルはこのままの体制が楽ですか?
まぁ、私は一向にかまいませんが‥‥フフ‥」


普段の穏やかな笑顔とは想像もつかない程の魅惑的な笑みを浮かべ一瞬、色づく光を瞳に走らせる‥

三人掛けのシートに横たわり、アレンの胸に抱かれている自分の体制に気づいたアルは焦って身を起こした。


「──…っ!?…//」


そんなアルを、アレンはいきなり抱きしめて自分の胸に押さえ込んだ──

ちょ…アレン!?
どうしたの急にっ‥//


真っ赤になって慌てふためくアルをよそに、アレンはホッと息をつく

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