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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第14章 天下無双!偉才の老師
その声が止み風が巻き上がると木の葉が舞い、渦を巻く──
そしてガサガサと枝葉を揺らし、もさりとした生き物が大木の上から飛び下りてきた。
「なんじゃお主のそのざまはっ!」
「つぁ!?‥ぬぁ!!
何すんだジジィっ!」
一頭身の毛むくじゃらの生き物は体の三倍の長さはある杖で上を向いたままのレオのバズーカをコツコツと小突いていた
「“ぬぁ、何すんだ!”
じゃないわっ!!この馬鹿モンがっ!!
お主は自分の立場を心得とるのか!?
こーんな小娘にそそのかされ──‥っ‥‥//」
小さな生き物はレオを叱責しながら濡れて張り付くシャツの上から、透ける体を両手でかばうアルを舐めるように視線を移動させる‥
「‥ゲホっ…
な、なかなかのお嬢さんのようじゃの‥‥//」
「…っ…こらっジジィ!スケベな目で見てんじゃねぇ!」
いやらし顔でむせながら褒めるこの生き物‥
どうやらレオの知り合いらしい。
アルはさりげなくレオの後ろに身を隠した。
「レオ、コレ‥なに?
人?」
まるで若手画家『ウッホ』を思わせる‥
未知の生物のような“コレ”は杖を振りレオのケツを叩きながら人の言葉を話続ける